アドラー心理学の話
不登校臨床 ① 神経症的策動
「神経症的策動 neurotic maneuver」というものがあって、ある言い回しをすると、言い分が簡単に通ってしまい援助者も一緒に泥沼化することがある。どうしてそうなるかについて、かつて野田先生は、「世間がそういう […]
アドラー心理学の基本前提「目的論」 New!
多くの心理学では、人間の行動はその原因によって決まるとする『原因論』で成り立っているのに対して、アドラー心理学は人間は個人のもつ仮想的目標に向かって行動するとする『目的論』の立場を取っています。 人は、その人独特の人生 […]
アドラー心理学基本前提「全体論」 New!
みなさんがよく見聞きする精神分析学などの自然科学的心理学では、人間を心と体・理性と感情・意識と無意識などに分解し、その部分や関係について述べています。この向きを『要素論』といいます。例えば、不登校児が「本当は学校に行き […]
アドラーの言った「勇気」とは?
ずいぶん昔の話になるのですが、今から120年あまり前のことです。心理学がこの世に生まれようとしていたとき、フロイトはアドラー他を誘って「心理学水曜会」(心理学についての議論をする会)を作り、彼らは毎週水曜日に心理学に […]
子どもの話を聞く/話し合う③
話をする時は、なるべく手を止めて子どもと向き合ってみませんか。 特に小さい子どもの場合は”話したいとき”があるんです。妙にこちらが忙しいときに限って話をしてくるようでも、迷惑がらずに、一度手を止めて話を聞いてみてくださ […]
子どもの話を聞く/話し合う②
ぜひ、子どもとたくさん話をしましょう。 大事なことばかりでなく、つまらないことや世間話もとても大事です。 子どもに限らず、相手と上手に話をするちょっとしたコツがあります。それは、「相手の関心にあなたの関心を向けること」 […]
プライベートロジックとコモンセンス
人間にはその人固有の価値(value)があります。それを作り出しているのがプライベートロジックです。それに対して、世間一般に通用する価値もあります。こちらはコモンセンスと呼びます。 人間はコモンセンスだけで生きていく […]
アドラー心理学の基本的な立場
国際的に通用する最新のまとめ方は、・人間を分割できない全体として把握し、理性と感情・意識と無意識などの対立を認めないこと(全体論)・行動の原因でなく目的を理解しようとすること(目的論)・客観事実よりも、客観事実に対する個 […]
子どもの話を聞く/話し合う ① New!
子どもの話を聞く/話し合う②子どもの話を聞く/話し合う③ 人を人が援助する時に大事なことがあります。 それは、両者の関係が左右することです。実質的な関係がよくないと、よかれと思ってやったことも逆効果になることがあります […]