現代アドラー心理学

カウンセリングみらいこどもみらい

COUNSELING MIRAI・KODOMOMIRIAI


   人生の意味は、自分が自分の人生に与えるものです。(A.アドラー)

アドラー心理学のキモ:「勇気」って何?

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」の出版以来、アドラー心理学もにわかに知られるようになりました。著者の岸見一郎先生は、私たちと同じ日本アドラー心理学会公認カウンセラーです。先生が言いたかった「勇気」とはどんなことなのでしょうか。

「嫌われる勇気」と聞くと、ふつう「嫌われる」の方にアクセントを置いてとらえませんか?嫌われることから逃げないで勇気を持てといったふうにです。辞書的にはこれでよいのですが、アドラーの意図はそこにはないのです。ふつうに聞いただけだとアドラー心理学が誤解されてしまうのです。

 臨床心理学がこの世に起ころうとしていたとき、その中心にいたフロイトが(細かいところは省きますが)、「人が問題を起こす『原因』がある。その原因が分かれば治療ができる。」と言いました。その考え方に猛反対したのがアドラーです。彼は、「そうではない。人間(彼は個人と言いました)の行動には『目的』があり、その個人が目指す方向が分かれば治療ができる。」と主張したのです。その時彼の目は未来に向いていました。
 それの基本的考え基づいて、彼は「問題を起こす個人は勇気をくじかれている。」と表現しました。それ以降、アドラー自身やその弟子達、それに次ぐアドラー心理学の研究者・治療者は、個人の問題を解決するための取り組みすべてをEncouragingと名付けたのですが、それを野田俊作が日本語にする時に「勇気づけ」と訳しました。「勇気」はここから来ています。

 したがって、当所の心理カウンセリングはもちろん、クライエントに関わる私たちの行動の一切は勇気づけです。もちろん、このホームページも勇気づけの一つの手段です。

 

アドラー心理学は理論・方法・哲学からできている。

 苦しんでいる方は、まずはどうやって今の状況から脱け出すか、方法を知りたいと思うのは分かります。そこで、カウンセリングでは具体的な方法から入ることが多いのですが、カウンセリングの中で少しづつ、アドラー心理学の基本的な原理や理論にも触れていきます。
 また、アドラー心理学実践講座が初歩的なアドラー心理学を一通り学べる機会になります。でもこれだけでは、そのうち忘れていきますので、月1回の座談会にてフォローアップや理論講座も用意していく予定です。