【カウンセラーの困りごと】
 今、心理臨床の流派は細かく分けると200以上あると言われています。流派が違うということは言葉が違うということです。(日本語とフランス語のように)これは困ったことで、言葉の定義が違うと臨床家間の話がなかなか通じないのです。同じ言葉で話していても、その言葉が指し示す事態やその解釈また目指す方向が違うので、当然言っていることの理解にずれが生じます。そうなると、とても重要な部分の話が通じないことが生じるのです。・・・とは言っても、これは主に他派のカウンセラーとの話し合いや情報交換の場面ですので、こんな風に感じるのはアドラー派のカウンセラーぐらいかもしれません。(そんなふうに、アドラー派は解釈や切り口や提案方法が他派とはひと味違います。)

【アドラー心理学のカウンセリングは】
 一般に、カウンセリングというと話をたくさん聞いてもらうというイメージを持っておいでる方が多いようです。しかし、私たちは単に話を聞くだけでは困っている人の問題は解決しないと思っています。
 アドラー心理学のカウンセリングは、来談された方が今の悪い状況からどうやったら抜け出せるかにエネルギーを注ぎます。

【カウンセラーの選択】
 実際にどんなカウンセラーを選ぶかはカウンセリングの成否に大きく関わります。今から相談しようとしている方にとっては、このことを踏まえてお選びになるとよいと思います。
 また、既にカウンセリングを受けている方は、そのカウンセリングがご自身に適合していているか、実際に解決の見通しがあるようでしたら、継続されるとよいと思います。
 カウンセリングが今一つうまくいってないか、先の見通しが悪い場合は、カウンセラーを変えるも一手です。カウンセラーが変わると良いも悪いも変化するでしょう。その理由の一つは、上記のような理由があるからです。

 もし、アドラー心理学に興味をお持ちの方は、一度このホームページ内のいくつかの記事をお読みになることをお勧めします。

【アドラー心理学の子育て理論】
 私は、ある理由があってアドラー心理学を選択しました。子育ての最中の35歳の時でした。何が良かったのかというと、アドラー心理学自体がしっかりとした子育て理論を持っていたことです。お陰で、私の子育て(5人)は、一気に楽しい時間になりました。もちろんいろんなことがありましたがほぼ成功でした。これは偏にアドラー心理学のお陰だと思っています。(どんな大人になったかお知りになりたいときはカウンセリングの中でお聞きください。)
 
【アドラー心理学基本前提で救われました】
 フロイト、アドラー、ユングの3人が「無意識」を発見したときに、臨床心理学が生まれました。それから試行錯誤が続き100年余り経ちましたが、困ったことに未だに統一理論が存在しないのが心理カウンセリング業界です。でも今のところは、アドラーの基本前提があれば私は大丈夫と思っています。理論的にも大変すっきりまとまっていますので、みなさんも学ぶのであればアドラー心理学をお勧めいたします。

 私は、初めは一般的な心理学・カウンセリング論:クライアントの心情を感じ受け取る、受容と共感のカウンセリングをしていました。その時は、そうすることの理屈に納得がいかなかったり、実際の現場で感じるモヤモヤとした気持ち悪さが積み重なったりで、カウンセリングをするのが次第にイヤになってきたとき、アドラー心理学に出会いました。
 そんな時でしたから、アドラー心理学の理論の基本編を学んだ時、「ああこれで大丈夫。」と思った感覚を覚えています。それから30年、アドラー心理学は一度も裏切ったことはありません。以前は、人はなんでこんなことをするのかが不思議で理解できないケースがありましたが、アドラー心理学に回心したあとはそのようなことはなくなりました。自分自身に対しても同じで、自分のアホさもその理由がはっきりと理解ができました。(汗;)

 この後の続きはカウンセリングの中で・・・、どうぞご来談ください。これまでのカウンセリングの常識を変えた、カウンセリングみらい・こどもみらいの新しいカウンセリングを受けてみませんか。



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 当所のカウンセリングを受けられた方の感想を一部ご紹介します。

「これまで受けてきたカウンセリングとはまったく違います。まず、私が変わっていくのが分かります。ほどなく気付いたときには子供が変わっているんです。今までカウンセリングに行くときは面倒でしたが、今はなぜか楽しい気持ちです。」
「この後のどこに向かえばいいのかがはっきりとしてきました。希望が見えます。」

 何が楽しいのでしょう?どんな希望が見えるのでしょうか?ぜひ、実際に体験してみてください。