アドラー心理学の話
子どもの話を聞く/話し合う①
子どもを援助する時の大前提があります。 それは、関係がよいことです。 関係が悪いと、第一によい情報が入ってきません。よかれと思ってやったことも逆効果になることがあります。知らず知らずのうちに大事なことが抜けていたり、あ […]
「それが毒なんです。」
かつて野田先生が、「~それが毒なんです。」と言っておいでたのを思い出します。 アドラー心理学のアイデアはたいへん効果的な手法です。それはそうなのですが、その前に毒になるようなことは止めておかなければなりません。 で、何 […]
記憶は話をするたびに変化します。
記憶は話をするたびに変化します。だから、その人のある過去のこと聞いて、それを何かの判断材料とするときは慎重であるべきです。 普通は、過去の出来事があって(原因)、現在の出来事が起こっている(結果)と考えるのですが、人 […]
人間を理解する時の基本原則 目的の科学 ③
多くの心理学が原因論の立場から組み立てられているのに対し、アドラー心理学は目的論の立場から組み立てられていま。 「どうしたの」、「何があったの」と言います。理由を探ろうとしているのですが、これはふつう過去に発生した出 […]
人間を理解する時の基本原則 ②
-あらゆる行動には社会的な(対人関係的な)意味がある- 人間はもともと社会的な生き物です。人間にだけあって他の動物にはない特徴は、人間はいつも何らかのグループに属しているということです。そして、その中で仲間と互いに影響 […]
子どもの不登校!!アドラーさんならなんて言う?
「学校に行きたいけど、行けない。」 不登校の子は、本当は学校へ行きたいのだけど行けないのだ。その心の葛藤の中に不登校があるのだと言われることがあります。フロイトさんだったら、「そう、矛盾した二つの対立の中にその子どもの […]
3つのライフタスク 仕事、交友、愛(家族)
アドラーがライフタスクを社会、仕事、愛の3つで説明したのに対して、現代のアドラー心理学では、仕事、交友、愛の3つに整理しています。国によっては、この他、宗教(スピリチュアル)のタスクを設定しなければならない場合もありま […]
アドラーが確信した3つのこと
アドラーは、「Der Sinn des Lebens(人生の意味とは?)、1933」の中で3つの確信について次のように述べています。 私の考えの基本は、「みんなそれぞれ違う」ということです。それぞれに異なる個人を、短い […]
発達の問題とアドラー心理学の心理療法(カウンセリング)
多くの心理療法が疾病別、障害別に設計さていますが、アドラー心理学の理論はそうではありません。野田俊作はかつてのケースセミナーで、なにかと病名を付けたがる最近の傾向に警鐘を鳴らしていました。「本当に病名がつく場合もあるけ […]
人間を理解する時の基本原則 ①
人間(子ども)の行動について理解しようとする場合や、人間の行動を良い方向へと変化させようとする場合は、「人間とはそもそもどんな特性を持っているのか」ということをまず知らなければなりません。 人間の特性について、Don […]
親や先生は子どものやる気を失わせている?
Don Dinkmeyerが「Encoureging Children to Learn」の中でドキッとすることを言っています。 子どもを相手に仕事をしている人なら誰しも、「やる気を起こさせること」がいかに重要かを知 […]
Line ② -師匠のLine-
心理学の世界でも正統性を大切にしている学派があります。アドラー心理学派はそのうちの一つです。日本のアドラー心理学は、野田俊作(1948~2020)がシカゴ・アルフレッド・アドラー研究所のバーナード・シャルマンのもとに留 […]
Line① -Father's line-
世の中では、正統であることが重要なことがあります。例えば皇統です。世間では多方面から意見を言う人がいて混乱していますが、皇統を英語で説明すると「Father's line」、この表現は明快です。皇統とは、「お父さんをた […]
当所のカウンセリングはアドラー心理学に基づくカウンセリングです
カウンセリングみらい・こどもみらい では、アドラー心理学に基づくカウンセリングをいたします。 アドラー心理学はAlfred Adlerが子どもたちの問題に目を付けて以来、子どもと子どもと関係する親や教師のカウンセリング・ […]
心理学の三巨頭の一人アルフレッド・アドラーさん
心理学の巨匠と言えば、フロイトさんとユングさんとともに名前が挙がるのがアドラーさん。フルネームは、アルフレッド・アドラーといいます。この三人は心理学の創生期に、ウイーンの同じ研究会に所属して共同研究をしていたのは有名な […]
-恐ろしやライフスタイル-
人には、これまで何度も起こっていることを運命のように感じることがあります。 そのことについてアドラーは、「あなたは運命が主人であるかのように言いますが、ちがいます。『あなた自身があなたの人生の主人のはずです。』と言いま […]