Line① -Father's line-
世の中では、正統であることが重要なことがあります。例えば皇統です。世間では多方面から意見を言う人がいて混乱していますが、皇統を英語で説明すると「Father's line」、この表現は明快です。皇統とは、「お父さんをたどると神武天皇にたどり着くLine」と理解すればいいのです。過去にFather's line以外の方が即位されたことはありません。Father's lineであれば女性天皇でもOKです。ただし、その女性天皇のお子様はFather's lineでなければ天皇になれません。女性天皇がFather's line以外の方と結婚されて生まれた子どもが天皇に即位されると、皇紀2681年世界最古の日本は終わって次の日から違う日本になります。
なぜ、皇統をFather's lineにしたかというと、一つは国の統治構造の問題です。日本は国を作るに当たって権威と権力を分離したということです。皇統を血統に決めたのです。この仕組みのお陰で、強い人物が出現して政権が変わっても、日本の国の形は変わらなかったのです。もう一つは、内外からの侵略・工作からの防衛のためだったのだと思います。天皇をFather's lineの血筋としたことで、武力や工作に二千年間耐えることができたのです。すごいことです。私はこんな風に理解しています。
英国のA.J.トレンが「神話を忘れた民族は100年以内に滅びる」と言ったのにぞっとします。それに沿ってなのか、敗戦後に米国が真っ先に行ったのが、日本人の神話の解体でした。これは、日本人の誇りの解体です。どんな国家も、建国のエピソードや古事、神話を子どものころに教えるのが常識です。それを習って、子ども達は自分たちの国に誇りをもつように育っていきます。ところが、日本は主権を回復した後も日本の子ども達はFather's lineどころか、日本の国の成り立ちも教えてもらえません。なぜでしょう。なぜ教えないか学校に聞いてみたことあります?75年もうすぐ100年になると思うと危機感を覚えます。
日本の建国の歴史は初代天皇に遡る壮大な歴史です。建国のことを記した古事記、日本書紀でさえ、建国後約二千年の時間がたっています。神武天皇が即位する前は神々の話です。神話です。神話は事実でないのでダメだという人がたまにいますが、神話は、長い間の言い伝えに基づいており、建国時にどのような国を作ろうとしたのかその理念が書き込められているはずです。それを読み解くことになります。
ですから、神話は子どもたちに国のことを考えるための材料となります。今日まで古事記の記述をもとに、どのような国を作ろうとしたのかを子どもたちに話し合ってもらうと、きっと創造力豊かに話し合うと思いますがいかがですか。そして、歴代の天皇はこの精神を貫いており、これからもそうしていただきたいと思うのであれば、Father's lineの必要性とその意味が歴史に即して理解できると思うのです。
そのようにして、人間が生きていくときの基盤となるような知識や考え方は、おおよそ7~8歳までの間に教え日本人の根幹を作ってあげなければなりません。
反日の国は、小さいうちに学校で反日の材料(事実ではないことも)が教えられ、国民の根っこになります。ですから、大きくなると当然のように日本を叩きます。そして、国是になっていきます。マスメディアさんは誇り高い日本の話はほぼなくって、日本叩きの話が好きなのには困ったものです。(バランスよく放送してほしいですね)たまに、そのような国に反論や抗議をすればいいのにと思いますが、しませんね。
左の写真は、アメリカの教科書の挿絵です。アメリカでは国を作ること(建国)について学びます。日本は世界で最も長く続いているエンペラーがいる国だということも知っています。アメリカの人が日本の建国のことを知っているのに、日本の子どもたちは自分の国の建国について、アメリカの人が知っている以下だとしたら悲しいことです。
建国に興味をもつことない上、テレビから何度も何度も悪い日本の話が繰り返される。それじゃあ、ますます自分の国を誇りに思うことができません。耳を覆いたくなる内容がTVから流れ、学校でも誇り高い日本の古事を飛ばして、当たり障りのないことだけ教えられる。そのような環境で大人になっていきます。
当然、皇統のこともFather's lineのことも深く考えたこともないので、その時その時のポリコレや思いつきで考えてしまうのです。これは危ないことです。
このように、急いで日本を取り戻さないといけないと思うのは私だけではないようです。最近、このことに気付かれた精神科医の先生が、うつの患者さんの心が根無し草のようになっているのにお気づきになって、治療の一貫で、自分の国を誇りに思えるような歴史講座(ネット講座です。なぜか地上波ではこういう番組は流れません。)を紹介したところ、それをきっかけに回復していく人が増えているという話を聞きました。これも、当たり前のような気がしてなりません。
※番組名を知りたい方は、問い合わからリクエストしてね。