師匠のline③

 アドラー心理学派の資格は、直接師匠から認定を受けるという形を取っています。資格者名簿には認定者が併記されます。特に特徴的なのが実技試験で、野田先生と兄弟子の前で実際のカウンセリングをして、アドラー学派のカウンセリングができるようになっていれば合格というのもです。その場に立ち会った人全員の承知の上で認定されます。未だに残っている徒弟資格です。
 そんなこだわり?のお陰で、日本アドラー心理学会の公認カウンセラーは正統性を担保しているのはよいのですが、全国で50人余りしか作っていかなかったのが野田先生らしいというか、問題だったなあと思う今日この頃です。(ちなみに、野田先生認定者は北陸地方で私一人)

 また、野田先生は折衷的カウンセリング(アドラー心理学派や他派の都合の良いところを混ぜ合わした技法)をとても嫌っておいでした(合格しない)。折衷が悪いのではない、折衷をしたければアドラー心理学と言わないで、その人のやり方としてやればよい。アドラー心理学と看板を偽って、アドラー心理学とはぜんぜん違う方向にクライエントを誘導する人や本が多い!とよく嘆いておいでました。

 アドラー心理学の人間の精神を解釈する力(理論)とカウンセリングによって向かおうとしている方向(思想)による治癒力・癒やしの力は人類共有の財産です。アドラー心理学はアドラー心理学の構造があるからこそ、その強力な癒やしの力、治癒力、解決力があるのです。

 「岡村伸也→→(師匠)野田俊作→→(師匠)バーナード・シャルマン→→(師匠)ルドルフ・ドライカース→→(師匠)アルフレッド・アドラー」のアドラー心理学正統Line のカウンセリングを体験してください。

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