子どもが不登校になるとまずは学校に相談するのが定番になっています。学校にはスクールカウンセラーが配置されるようになり、丁寧に上手に対応してくれるようになりました。
ところが、短期間で回復すればよいのですが、そうでない場合もあります。こんな時、場合によっては学校だけに頼っていると、いくつかの困ったことが生じる場合があります。一つは、学校は3学期末に職員移動があり担当が代わることです。また、学校に関する問題のように見えますが、場合によってはたいへん専門的な視点が必要な場合があります。また、学校でカウンセリングをする場合、多くの場合で情報は共有されます。学校と保護者また学校とお子さんには微妙な関係があります。そして、学校の担当者には話題にできないことがあります。親も同様です。

当所のカウンセリングは、原則、お子さんご本人に先行して、まず母親にカウンセリングを受けてもらいます。
お子さんのカウンセリングは、いくつかの条件(親子関係が悪い場合等)があるとうまくいきませんので、それらの改善を図った上で、状況を見てお子さんとお会いするようにしています。
お子さんの年齢にもよりますが、カウンセリングは数カ月から半年を一つの目安としてください。

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