【カウンセラーの困りごと】
 今、心理臨床の流派は細かく分けると200以上あると言われています。みんな、困っている人を援助したいと思っているのは同じですが、それぞれの流派で一長一短があります。原理原則が違うのです。これは困ったことで、例えば問題にすることや目指すところが違ったりします。東京へ行こうと電車に乗ったのに、着いたら大阪だったでは困ります。

 原理原則が違うと言葉の定義が違ってきます。すると、他の原理で動いている臨床家との話はまったく通じません。これは、私たち臨床家の困り事です。言葉の定義や差し示す事態、その解釈またやろうとしていることが違うのだから致し方ありません。・・・とは言っても、これは私たち臨床家の愚痴です。今からカウンセリングを受けようとお考えの方にとっては、カウンセラーを選ぶときのポイントにしていただければ幸いです。
 当所では、アドラー心理学カウンセリングを実施いたします。このホームページにアドラー心理学の記事がいくつかありますので、ご覧になって私たちの考え方、目指す方向、雰囲気などをつかんでいただければ幸いです。

【アドラー心理学のカウンセリングは】
 一般に、カウンセリングというと悩みを癒やす場で、話を聞いてもらうというイメージを持っておいでる方が多いようです。しかし、私たちはひたすら話を聞くだけでは、困っている人の事態は解決しないと思っています。さらに、治療統計からも、この方法はケースによって悪化することがある(疾病領域、神経症領域、非行犯罪等は禁忌)のが明らかになっています。したがって、延々と悩みをお聞きすることはありません。
 アドラー心理学のカウンセリングは、来談された方が、今の状況からどうやったら抜け出せるかにエネルギーを注ぎます。
【カウンセラーの選択】
 カウンセリングのスタートはカウンセラー選びから始まります。アドラー心理学に期待をお持ちの方は、当所を選んでいただけるととてもうれしく思います。
 また、既にカウンセリングを受けている方は、そのカウンセラーがご自身に合っているか、実際に解決の見通しがもてているようでしたら、継続されるのがよいと思います。そうでない場合は、カウンセラーを変えるのは賢い方法です。カウンセラーが変わると多くの場合で状況は変化します。

 もし、アドラー心理学カウンセリングをご存じない場合は、一度このホームページ内のいくつかの記事をお読みになることをお勧めします。

アドラー心理学の話



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 当所のカウンセリングを受けられた方の感想を一部ご紹介します。

「これまで受けてきたカウンセリングとはまったく違います。まず、私が変わっていくのが分かります。ほどなく気付いたときには子供が変わっているんです。今までカウンセリングに行くときは面倒でしたが、今はなぜか楽しい気持ちです。」
「この後のどこに向かえばいいのかがはっきりとしてきました。希望が見えます。」

 何が楽しいのでしょう?どんな希望が見えるのでしょうか?ぜひ、実際に体験してみてください。